
咳外来
咳外来
長引く咳や頑固な咳でお困りな方が増えています。咳外来では、そのような咳について専門的に診療を行います。咳は感染性でなくとも人目が気になる場合がありますし、眠れないような咳で辛かったり、お仕事にも支障をきたすような場合もあります。強めの咳止めや複数の薬の組み合わせ、吸入薬が役立つこともあります。咳外来では咳の評価をするとともに適切に治療を行っていきます。
咳は持続期間によって大きく3つに分類されます。
感染症が原因となる場合が多いです。
・百日咳(初期)
などがあり、発熱・咽頭痛・痰を伴う場合が多いです。この時期から咳喘息や喘息性気管支炎などの喘息性の咳の場合もあります。
感染後の咳が代表的です。
・百日咳(回復期の咳発作)
などがあります。急性咳嗽の場合と同様に、この時期から咳喘息や喘息性気管支炎などの喘息性の咳の場合も珍しくありません。
代表的な慢性咳嗽は下記となります。はっきりとした原因の見つからない難治性咳嗽もあります。
・心因性咳嗽
などがあります。疾患や病状によっては、総合病院での精査・治療が必要な場合もあります。
咳外来で行う診療内容について説明します。
咳外来では、まず通常の診療と同様に問診と診察を行い、咳の原因を探っていきます。
主にお伺いする内容
・診察所見(胸部の異常音の有無、酸素低下の有無、など)
こうした情報をもとに、咳の背景にある病気を総合的に判断します。
診察の結果、必要に応じて追加の検査を行います。過剰な検査は避けつつ、咳の原因を明らかにするために適切な検査を選びます。
主な検査の種類(診察のみで済む場合も多いです)
・その他:心電図、など
必要に応じてこうした検査を実施し、総合的な評価を行います。
診察、検査の結果により治療を決定します。この段階ではまだ診断が確定できない場合も珍しくはありませんが、咳症状を少しでも和らげるように投薬を行います。複数の要因が重なっていることもあり、咳の症状が強い場合には、複数の咳止めを組み合わせて治療を行います。
主な治療内容
・生活指導:禁煙、加湿、アレルゲン回避、の工夫など
多くの場合、初回の治療で改善を認めますが、症状が続く場合や難治性の場合もあります。こういったケースでも投薬の変更や継続により改善していく場合が多いです。なお、一部の複雑なケースでは、総合病院での精密検査についてご相談させていただく場合があります。
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